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母屋に続いた十五坪の古い平屋を新しく建て直そうと思い、一昨年七月、同じ広さの平屋の設計を、ゆま空間設計に依頼した。
なにしろ八十に手が届きそうな私たち老夫婦が住む場所と言う事で、相談にのってもらった。
希望として、@玄関は、なるべく段差を低くする。A全体にフローリングにし、ガスの床暖房を入れる。畳は使わない。Bキッチンについて ・使用者が足が不自由なので、余り動かないで済むよう。・火を使わないように電磁調理器にする。・キッチンは対面式にしダイニングとの境は区切らない。C風呂は母屋と共用するので不要。D洗面所とトイレは設置する。
二月に完成、いろいろと準備をして三月から入居した。入居してすぐに、便器、門から玄関、家の中の壁回りと出来得る限りの場所に手摺りを取り付け、大変重宝している。また、余り動かずに食事の支度ができるように、キッチンの流し、調理台など、コの字型に設置したのも非常に良かった。
昨年の猛暑の夏は暑さ、今年の厳しい寒さにも、木の家は少し過ごし易くしているような気がする。玄関のドアー、キッチンに入るカラフルな引き戸、周囲は薄黄色の壁紙で明るく、傾斜のついた天井から全体に木の肌が見え、木の匂いが感じよい。ドアーは玄関だけ、仕切りは全部引き違い戸で、閉める時、柱に当たる音が響くのが難点であるが、大きな梁、とかく古く思われがちな木造の家が、設計の工夫で現代風に出来上がり、木造の暖か味のある家に満足している。
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