目に見える造作はすべて、建て主さん支給のチーク材でつくることになりました。外壁、内部の床、壁や天井の板張り部分、和室の柱梁まで無垢のチーク材です。私自身経験のないことでしたが、素材の持つ力はなんなのでしょう。加工もしていない荒木の板張りでさえオーラを発し、現地インドネシアの職人たちの手によるレリーフを施したドアは、不思議な品格を感じさせます。和風の趣に不似合いではと気にしていましたが、そんな懸念をふきとばすチーク材のパワーでした。若い棟梁の頑張りにも感謝です。

田園都市にあわせ､無垢の素材を生かした心豊かな家づくりに満足しています。